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2009年 04月 30日
DPCの様式1、D/E/Fファイルを用いて出来高/包括での採算性分析や
ベンチマーク分析やパス分析を行うものがあります。 しかし・・・ 診断群分類のベンチマークでは、経営問題は解決できません。 なぜならば・・・ 1.最も大きな資源である人員配置が加味されていない。 【例】手術について A病院は、手術室専用の看護師 B病院は、各診療科から応援を行っている、 この場合、比較をしてもあまり意味がありません。 2.同じ医療行為で病院間のやり方が異なることが反映されていない。 【例】検査について A病院は委託検査、B病院は院内で実施 3.同じ医療行為で機械が行っているか。人が働いているのか? ○○監視加算、など 機械での監視(リース代、又は、減価償却費)と人での監視(人件費) 4.薬剤/材料の購入単価額 同じ包括ですが、黒字/赤字を左右します。 5.診断群分類とICD病名の関係 最も医療資源を投下した病名と入院契機病名(病院にくる意思決定になった病名)は異なります。 6.外来データはありますか? 診療行為は、「患者様にとって最もよい方法かどうか?」で判断されるべきであり、他病院の動向や経済性で比較されるべきではありません。 特に入院日数の短縮は、「見捨てられた。追い出された」という誤ったメッセージを患者様に伝える可能性があり、注意が必要です。 診断群分類ベースの比較は、お医者様にとって「医療と経済」を結びつけるので、 わかりやすいかもしれませんが、 他病院の情報はあくまで参考値として利用しなければいけません。 何故ならば、医療機関(あるいは、診療科単位)毎に組織化された「目的」が異なるからなのです。 有名な経済学者であるP.F.ドラッカーの言葉をお借りします。 -------------------------------------------------------------------- 医療コストの爆発は、病院の生産性を大幅に向上させることでしか 食い止めることはできない。生産性の向上は、より賢く働くことでしか 達成できない。 -------------------------------------------------------------------- 知識労働者の生産性を向上を図る上でまず問うべきは、 「何が目的か。何を実現しようとしているか。なぜそれを行うか」である。 -------------------------------------------------------------------- 手っ取り早く、しかも最も効果的に知識労働者の生産性を向上させる方法は、 仕事を定義し直すことである。特に行う必要のない仕事をやめることである。 -------------------------------------------------------------------- 「目的は何か」を問いてみてはいかがでしょうか?
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